【平成24年3月議会 提出した陳情 2件】

 

3月15日(木)清瀬市市議会 総務文教委員会にて陳情についての審議がなされました。

 

1)放射能から子どもを守るため、より具体的な対策を求める陳情

2)子ども達の内部被ばくを防ぐため、給食食材のより精密な放射能検査と対策を求める陳情

 

※今回の陳情は「放射能から子どもを守る会in清瀬」として提出したものではありません

 

 

総務文教委員は渋谷けいし議員、友野ひろこ議員(自民クラブ)、鈴木たかし議員(公明党)、佐々木あつ子議員(共産党)、石川秀樹議員(風・生活者ネット)の5名です。

 

委員と清瀬市側との審議を傍聴しました。

メモ書き程度の記録のため、文言があいまいだったり飛ばした部分がありますがご了承ください。

 

 

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渋谷けいし議員 清瀬市は日々状況の変化する中で、放射能対策について努力している。現在の取り組みについて教えてほしい。


小山健康福祉部長 3/12厚労省が4/1以降の新基準についての指針を出した。

国も市場に出る前に17都道府県で検査をしている。


五十嵐市民生活部長 清瀬産野菜は1/23までに五回検査されている。

ホウレンソウ、みず菜、小松菜、ニンジンなど。

JA東京みらいが夏野菜頃から放射能検査を予定している。


海老沢教育部長 明治薬科大学の協力で検出限界50ベクレル以下で給食検査ができそう。


渋谷けいし議員 定点観測については今どうなっているか?

 

小山健康福祉部長 ---

 

渋谷けいし議員 放射能対策室に市民からどんな声があるか。

 

矢ケ崎健康推進課長 問い合わせがあった際には、国の基準を元に案内をしている。

 

佐々木あつこ議員 内部被ばくが心配。4月~新基準が適用になるが、品目によっては現在の暫定基準値以下のものも出回る。

ゲルマニウム検査機器の数が216機しかなく数が足りていないなど問題点は多い。

協同乳業が検査結果の公表を始めた。加工品などを今後どうするのか。


小山健康福祉部長 国の動向を見ている。

 

佐々木あつこ議員 アイソトープ児玉教授、今回の事故で放出したセシウム量は原爆の1000倍。

子どもを被ばくさせない事が大切になってくる。

 

海老沢教育部長 検査は国にやってもらうのが効率的であり、検査しているから安全だと考えているが、想定外の不安を払しょくする為に、(明治薬科大学の協力で)市での検査を検討している。

 

鈴木たかし議員 明治薬科大学に協力してもらい放射能対策をしていることは、他市に例がなく先駆的。

 

 

渋谷けいし議員 教育の中で、放射能教育はどうなっているのか。

 

坂田教育部参事 中3の理科、高校生のエネルギー教育の中にある。

文科省から放射能についての副読本が配布される。放射能から身を守る方法。自ら安全を守る力。

 

石川秀樹議員 空間線量の計測など、市と市民で協働できないか。こういった陳情が出た背景には国や行政に対しての不信感があるのだろう。

環境保護団体のグリンピースも放射能の測定をしているが、政府と同じ結果を嘘偽りなく公表した。グリンピースは一般的にいい印象がなさそうだが、そういった行為が逆に信用できる。

 

郡山市の子どもの身長が伸びないという話もあるが、放射能のせいではなく精神的な影響が大きいそうだ。

 

友野ひろこ議員 協働で子ども達の命を繋いでいくというのは大事。この陳情には賛成する。


佐々木あつこ議員 原発から再生可能エネルギーへシフトしていくべき。

ベラルーシ大使は医療費の負担を求めよと言っている。今後、政府や東電へ補償を求める(ことが必要)。

 

 

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このような審議を経て、委員全員の賛成で採択となりました。

委員の皆さま、ありがとうございました。

 

清瀬市の今後の対応に期待しつつ、経過をしっかりと見守りたいと思います。

 

 1)放射能から子どもを守るため、より具体的な対策を求める陳情

 

【 陳情の趣旨 】

1.子ども達が安全に過ごせる環境かどうかの定期的な確認と対策をお願いします

 

 

○放射能簡易測定機などを活用し、学校、園、子育て支援団体の活動場所など、子どもが長時間滞在する場所において、放射線量を定期的に測定、安全確認、情報を公開して下さい。

 

 万一、高い放射線量が測定された箇所(ホットスポット)は子どもを近づけないようにし、必要であれば除染をお願いします。

 ホットスポットについては経過を観察するために継続的に測定をお願いします。

 

 

○修学旅行、校外学習、運動会、外遊びなど、学校や園での生活や行事において、子ども達の被ばく量を最小限にし、安全確保を第一にする為、保護者からの要望などがあった場合には充分な検討、対応をお願いします。

 また保護者からの放射能についての問い合わせなどには柔軟に対応することを望みます。

 

214日には葉山小学校において、放射能についての授業中に0.8μSv/hのホットスポットが見つかりました。

 まずは現状を把握するために、危険と思われる箇所、子どもが長時間過ごす箇所をを定期的に計測をすることが大切だと考えます。

 

子どもはみな、保護者や学校・園などにより、安全・平等に守られるべきです。

学校や園により対応に差が出ないよう、市から各施設への指導をお願いします。

 

 

 

2. 関係者の、放射能から子どもを守るために必要な知識の向上を求めます

 

随時状況の変わる放射能関連の情報について、子ども達を被ばくから守るために関係者(例:教諭、栄養士、保育士など)の知識向上やその努力をお願いします。

また、理解が可能な年齢以上の子ども達自身にも、最低限の指導をお願いします。

 

【案】

・ホットスポット箇所に置いてある赤コーンの意味を説明し、近づかせないようにする。

・屋外授業、外遊びなどの後は手洗いうがいを勧める。

・砂埃の激しい時には服をはたいてから校舎に入るように勧める。など

 

花粉症や風邪予防対策の延長のように捉え、対策としてできることがあると思います。

 

 

 

【 陳情の理由 】

 

 過去最悪と言われる福島第一原子力発電所の事故から1年が経ちますが、未だに原子力緊急事態宣言が出されており、国際原子力事象評価尺度(世界的に見た事故レベル)は最悪のレベル7です。

 福島第一原子力発電所の収束、国内での放射能への取り組みも未だ不透明な状態で、放射能対策にはさらなる長期化が懸念されます。

 

既に述べましたように、小学校での授業中に子ども達のそばで高汚染スポットが見つかるなど、

まだまだ明らかになっていない危険個所があるのではないかと心配しています。

 現在は未曽有の事態ですので、まずは計測をして現状を把握することが大切です。

 

大震災・原発事故の前とは環境が異なることを危機感を持って認識し、いま清瀬の子ども達の健康を守ろうとすることは、将来の社会的リスクの低減にも繋がるのではないでしょうか。

 

近隣市でも珍しい清瀬の放射能対策室を活用し、積極的かつ透明性のある対策を求めます。

 

                                                  平成24227

清瀬市議会議長 森田正英 殿

                                     

 

2)子ども達の内部被ばくを防ぐため、給食食材のより精密な放射能検査と対策を求める陳情

 

 

【 陳情の趣旨 】

 

  4月より食品中の放射性物質の新しい基準値が導入される見通しですが、それを踏まえ、早急に市内の保育園や小中学校の給食食材の、より精密な検査体制を整えて下さい。

 

  検査体制の導入に時間がかかる場合には、暫定的に外部検査機関(例:同位体研究所や理研分析センターなど)を活用するなど、子ども達の食べている給食食材の汚染度を客観的に把握する努力をして下さい。

  給食の時間以前に検査結果がわかり、子ども達が汚染食材を食べることを防げれば最善です。

 

 

【 陳情の理由 】

 

  清瀬市には「国の暫定基準値内の食品は安全である」ことを前提に食材検査をしていただいてきましたが、「とりあえず」であるはずの暫定基準は1年間も続きました。

  昨年3月の事故後、首都圏においても大量の放射性物質が降下したことも、だんだんと明らかになってきています。当時、正確な情報を得られなかった為に、子ども達は既にそれなりの量の被ばくをしているかもしれません。

 

  また基準値以下とはいえ、牛乳、ほうれん草、牛肉、きのこ類など、放射能に汚染された食材が流通する事例が頻発しているにも関わらず、結果として給食で提供されてしまったことが各地で判明しています。

 

121日現在で放射能に汚染された可能性のある給食を出した学校は18都府県46市区町村で43326園、食べた可能性のある子どもの数は18万人にのぼるそうです。このうち暫定基準値をこえた学校が2校あり、放射性セシウムが1293bq/k出た学校もあるそうです。 http://nanohana.me/?p=12286

 

  チェルノブイリ原発事故により、ベラルーシやウクライナの関係者・菅谷松本市長など、健康被害を受けた子どもたちを支援してきた個人や民間団体は、子どもは大人よりも放射線による感受性が高く、できる限り内部被ばくを避けるべきだと提言しています。

長期的な低線量被ばくによる影響を指摘する専門家もいます。

 

 小さな子ども達の身体に、この1年間とこれからの被ばく量がどのように影響していくのか、誰も知ることができません。

「危険性がわからないもの」は予防原則に則り、安全側に立って避ける対策をとるべきです。

 

  とても残念なことに、過去の清瀬市市議会で放射能対策についての代表質問に対し「国の暫定基準を超えた食品は流通しないと考えている」と市側は答弁したにも関わらず、放射性セシウム13932880bq/kという暫定基準の数倍もの乾燥しいたけがスーパーなどに流通し、市民団体の計測により明るみに出たというニュースが何件も流れています。

 

  さらに、産地の偽装された乾燥しいたけが財団法人・学校給食会に納入されたり、卸の協同組合ケンベイミヤギが宮城県内の学校給食向けとして納入された指定米を一般消費者用に横流しし、給食には未検査米などを出荷していた疑いがあるなど、給食食材にまつわる不正行為も出てきており、わたし達の食への不安感や不信感は募るばかりです。※参考資料の添付あり 

 

  自治体や学校によっては、シイタケやきのこ類を給食で使用することをを自粛している所もあります。

情報を注視し、汚染の可能性の高い食材の使用や調理方法に慎重になって下さい。

 

【例:シイタケの使用を自粛している自治体】

・東京都品川区、乾シイタケ使用中止

・群馬県太田市教育委員会、乾シイタケ使用中止

・江東区立枝川小学校、シイタケ(生、干し共に)使用禁止

・横浜市学校給食、当面、使用を控える

 

一刻も早く、現状の把握と今後の対策のためにも、検査体制の整備をお願いします。

 

 

  過去最悪と言われる福島第一原子力発電所の事故から1年が経ちますが、未だに原子力緊急事態宣言が出されており、国際原子力事象評価尺度(世界的に見た事故レベル)は最悪のレベル7です。

  福島第一原子力発電所の収束、国内での放射能への取り組みも未だ不透明な状態で、放射能対策にはさらなる長期化が懸念されます。

 

  大震災・原発事故の前とは環境が異なることを危機感を持って認識し、清瀬の子ども達の健康を守るために放射能対策室を活用し、積極的かつ透明性のある対策を求めます。

 

 

平成24227

清瀬市議会議長 森田正英 殿